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環境に悪い蛍光増白剤

蛍光増白剤とは

蛍光増白剤とは、染料の一種です。これが配合された洗剤で衣類を洗うと白く見えますが、実は目がごまかされているだけ。青色の光(蛍光)を放出させて反射光を補い、目に白く見えるようにするという仕組みです。衣類の黄ばみを青色の光が打ち消すので、白さが増して見えるんですね。

ただ、どんな衣類にも使えるわけではなく、向いているのは白物のみ。色柄ものは本来の色と違った色になってしまいます。生成りや淡色系の衣類に使用するのもNGです。蛍光増白剤は使用するにあたって注意が必要であるため、成分表示には必ず「蛍光剤配合」と明記することになっています。

環境への影響

環境への影響は、まだ完全に解明されているわけではありません。しかし、化学的に安定した物質である蛍光増白剤は河川などに流れ出た後、微生物によって分解されません。水質や土壌、生物などに吸着してしまうこともあるようです。実際の調査では、河川や海、地下水からも蛍光増白剤が検出されているそうです。まだどんな影響があるか分からなくても、自然界で分解されないものが環境や健康にいいとは到底思えません。

健康への危険性

蛍光増白剤は、発がん性物質や環境ホルモンの一つではないか、という疑いが持たれています。それは、蛍光増白剤の化学構造式が有害物質と似ているから。皮膚への刺激やアレルギーを引き起こす可能性があるため、乳幼児用の製品への使用はできる限り避けるよう、通産省から通達されています。確証はなくてもこれだけハッキリと「避けるべき」と言われている物質ですから、健康のためには使わないのが賢明でしょう。また、食品衛生法では、食品や食品に触れるもの(紙ナプキンやふきん等)に使うことを禁止しています。

 
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