ここまで合成洗剤と、それに含まれる合成界面活性剤の毒性などについて書いてきましたが、「ではなぜ、こんなに危険なものが普通に売られているの?」と思いますよね。しかし、製品の成分表示を見てみてください。毒性のある物質名もきちんと明記されています。製品を作り販売している側は、「守るべき量をきちんと守って、きちんと成分も明記している」のです。ですから、これらを使って健康被害が出たとしても、それは私たち使用者の「自己責任」ということになるのです。何も知らなかった、知らされなかったでは済まない時代に来ています。自分や家族の健康を守るためには、あなた自信が知識を身につけ、選ばないといけません。
合成界面活性剤の影響は、細胞レベルで進んでいきます。自覚症状がまったくないまま、体の各部の細胞が破壊されていくのです。目に見えないものはにわかに信じにくいですが、これはまぎれもない事実。女性の体に蓄積された有害成分は、妊娠・出産を経て新しい生命にまで受け継がれてしまいます。健康に生まれてきたとしても、育てる人間の知識が乏しければ、衣服や食物を通してどんどん蓄積されていきます。過敏になりすぎるのも問題ですが、無知すぎるのもまた問題です。私も出産してからこの事実に気づいたので、かなり遅いほうだとは思いますが……気づけたことは本当によかったと思っています。
合成界面活性剤は、私たちの身の回りにある日用品のほとんどに使われています。なぜ使われているのかと言えば、「商品の原価を安くできるから」に尽きます。人体に有害な物質であっても、この国では合法的に製品化することができるのです。そして、その企業をスポンサーにつけているメディアも、企業に有利な宣伝しかしません。こういったカラクリに惑わされず、自分自身や家族、環境のことを考えた、安全な製品選びをする必要があるのではないでしょうか。
また、環境問題についても無視できません。「私一人が洗剤を変えたところで、何も変わらない」と思っていては、本当に何も変わらないのです。「まず自分から」と思わなければいけないと思います。そして、その変化が子供や周りの人に少しずつ受け継がれれば、きっと合成洗剤に対する意識は変えられます!私たちは地球の一員であり、環境問題は人ごとではありません。現実から目をそらさず、1人1人がしっかり考えていく必要があります。